「ドラクエ5のフローラって、実は性格悪いって本当?」「ネットでフローラ派は性格が悪いとか言われてショックを受けた」……そんなモヤモヤを抱えていませんか?
不朽の名作『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』における究極の選択。そこでフローラを選ぼうとした時、あるいは選んだ後に、彼女に対するネガティブな噂を目にすると不安になりますよね。
結論から申し上げますと、原作ゲームにおけるフローラは、誰にでも優しく、控えめで慈悲深い「聖女」そのものです。「性格が悪い」という事実は一切ありません。
では、なぜそのような不名誉な噂が広まったのでしょうか? その原因は、派生作品でのキャラ改変や、長年続くヒロイン論争の過熱にありました。
この記事では、フローラが誤解されている本当の理由と、原作で見せる彼女の真の魅力を徹底的に深掘りします。これを読めば、胸を張ってフローラを選べるようになるはずです。
この記事のポイント
- 原作DQ5のフローラは、自己犠牲も厭わない「超・性格が良い」キャラである
- 「性格が悪い」という噂の元凶は、ボードゲーム『いただきストリート』でのキャラ崩壊にある
- ビアンカ派との対立構造や、ネット上の極論が生んだ誤解を解き明かす
ドラクエのフローラは「性格悪い」は誤解!原作での本当の評価

まず断言しますが、『ドラゴンクエストV』本編において、フローラが「性格が悪い」と解釈できるシーンは一つも存在しません。
それどころか、彼女の言動を丁寧に追っていくと、人間ができすぎていて怖いくらいの「人格者」であることが分かります。
しかし、なぜか一部では「腹黒い」「計算高い」といったレッテルを貼られることがあります。
ここでは、原作での具体的なエピソードを振り返りながら、彼女の本来の性格と、なぜ誤解が生まれてしまうのか、そのメカニズムを解説します。
結論:原作DQ5のフローラは性格が良い聖女!悪評の理由は?
フローラが「聖女」と呼ばれる所以は、結婚前夜と結婚後の行動に集約されています。
彼女の性格を決定づける重要なシーンを見てみましょう。
1. 自分の幸せより、相手の幸せを願う心
結婚前夜、主人公がどちらを選ぶか迷っている時、フローラは幼馴染であるビアンカの存在に気づいています。
彼女は主人公に対して「もしビアンカさんを好きなら、そちらを選んでください」といった趣旨の発言をし、なんと父ルドマンが出した結婚条件(リングの入手)すら無効にしても良いと提案します。
自分が結婚したいという気持ちを抑え、主人公とビアンカの絆を尊重しようとするこの姿勢は、性格が悪ければ絶対に取れない行動です。
2. 旅の過酷さに文句一つ言わない
お嬢様育ちのフローラですが、結婚後は馬車に乗り込むことなく、過酷な魔王討伐の旅に同行します(リメイク版以降)。
野宿や洞窟での探索にも文句一つ言わず、常に主人公を気遣い、「あなたのお役に立てて嬉しい」と微笑みます。
彼女は単なる「守られるお姫様」ではなく、精神的に自立した強い女性なのです。
なぜ「性格が悪い」と誤解されるのか?
それなのに悪評が立つ理由は、主に以下の「穿った見方」によるものです。
- 「完璧すぎて嘘くさい」: 欠点がなさすぎるため、「裏があるに違いない」と疑う人がいる。
- 「お金持ち=性格が悪い」という偏見: 大富豪の娘であることから、庶民を見下しているはずだというステレオタイプなイメージを持たれやすい。
- ビアンカという対比: 苦労人のビアンカと比べると、フローラは恵まれているため、「苦労知らずのお嬢様が、横から主人公を奪った」という嫉妬に近い感情を向けられやすい。
どっちを選ぶ?ビアンカとフローラとデボラの違いは何ですか?
ドラクエ5の結婚相手は、DS版以降3人に増えました。それぞれの性格の違いを整理します。
| 名前 | 性格・特徴 | メリット |
|---|---|---|
| フローラ | 清楚、従順、慈愛。 一歩引いて夫を立てる大和撫子タイプ。 |
強力な呪文(イオナズン等)を早期習得。 ルドマンからの贈り物(資金・装備)が豊富。 |
| ビアンカ | 活発、姉御肌、一途。 共に冒険した幼馴染としての絆が強い。 |
ストーリー的な王道感。 装備品の使い回しがしやすい。 |
| デボラ | 高飛車、女王様、ツンデレ。 フローラの姉。口は悪いが実は情に厚い。 |
物理攻撃力が高い。 「魔神の金槌」を装備可能でメタル狩りに最適。 |
ここで注目すべきは、「性格が悪い枠」はデボラが担当しているという点です。
公式がデボラという「強気で口が悪いキャラ」を追加したことからも、フローラはあくまで「正統派の清純ヒロイン」として描かれていることが分かります。
逆にうざい?ドラクエ5のビアンカが嫌いという意見も分析

フローラが叩かれる一方で、「ビアンカの方が苦手」という意見も少なくありません。
これは「性格の良し悪し」というよりは、シナリオ上の演出に対する反発が大きいです。
- 「情に訴える演出」が重い: ビアンカを選ぶよう誘導するような演出(孤独な境遇の強調など)が、「押し付けがましい」「同情で結婚させられるようだ」と感じるプレイヤーもいます。
- 幼馴染のマウント?: 「昔一緒に冒険したよね」という思い出話が多いことが、現在の主人公を見ていないように感じるという意見もあります。
つまり、どちらのヒロインもプレイヤーの受け取り方次第で「苦手」になり得る要素を持っており、フローラだけが特別性格が悪いわけではないのです。
終わらない戦い!ビアンカフローラ論争とは結局何なのか?
発売から30年以上経っても続くこの論争の本質は、「愛の定義の違い」です。
- ビアンカ派の正義: 「過去の絆と情」こそが愛。苦楽を共にした時間への対価。
- フローラ派の正義: 「現在のフィーリングとメリット」も愛。あるいは、過去に囚われず新しい関係を築く冒険心。
互いに大切にしている価値観が違うため、この議論に決着がつくことは永遠にありません。
しかし、だからこそドラクエ5は名作であり続けるのです。
ひどい言い草?フローラを選ぶやつは人間じゃないと言われる心理
ネット掲示板などで稀に見かける「フローラを選ぶやつは人の心がない」「人間じゃない」という過激な言葉。
これは本気で人格否定をしているわけではなく、多くの場合「ビアンカの境遇があまりに不遇すぎるため、彼女を救わないなんて信じられない」という、ビアンカへの感情移入が極まった結果の叫びです。
ビアンカは選ばれないと、独身のまま村でひっそりと暮らすことになります。
その「救われなさ」を知っているからこそ、フローラ(お金持ちで、主人公と結婚しなくても幸せになれそうな人)を選ぶことが、残酷な選択に見えてしまうのです。
決してフローラ自身の性格が悪いから選ばれないわけではない、という点は強調しておきたいポイントです。
ドラクエのフローラが性格悪いと言われる原因は「いたスト」にあった?

原作では聖女であるフローラが、なぜ一部で「腹黒」「性格悪い」と言い切られてしまうのか。
その決定的かつ最大の要因は、派生作品であるボードゲーム『いただきストリート(いたスト)』にあります。
ここでは、フローラのパブリックイメージを決定的に歪めてしまった「いたスト事件」について詳しく解説します。
衝撃!「いたスト」でのフローラのセリフが怖すぎると話題に
『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート』などの作品に登場したフローラは、原作ファンが耳を疑うようなキャラ変を遂げていました。
いたストは「店舗を買収し、資産を増やし、相手を破産させる」というゲーム性ゆえに、キャラクターの発言も攻撃的になりがちです。
しかし、フローラの場合はその振れ幅が異常でした。
いたスト版フローラの問題発言例(要約):
- 「あらあら、お店を手放すなんて……。よほどお金にお困りなんですのね。ウフフ。」
- 「このお店、わたくしがいただきますわ。もちろんお金に糸目はつけませんことよ。」(札束で殴るスタイル)
- 「あなたのような庶民が、わたくしに勝てると思って?」(完全な見下し)
このように、「おっとりした口調で、笑顔で相手を煽るドSキャラ」として描かれたのです。
これがネット掲示板(なんJなど)で「フローラの本性見たり」「畜生すぎる」とネタにされ、拡散された結果、「フローラ=腹黒」というイメージが定着してしまいました。
これはあくまで「番外編のお祭りゲー」における極端なキャラ付けであり、正史(ドラクエ5本編)のフローラとは完全に別人と考えるべきです。
金目当て?フローラ派はクズでサイコパスという極論の正体
フローラを選ぶ理由としてよく挙げられるのが、以下のメリットです。
- 結婚時にルドマンから多額の支度金や強力な装備(水の羽衣など)がもらえる。
- フローラ自身が強力な呪文(イオナズン、ベホイミ)を覚える戦力になる。
これらを重視してフローラを選ぶプレイヤーに対し、「金とアイテム目当てで女を選んだクズ」「ビアンカを見捨てるサイコパス」という罵倒が飛ぶことがあります。
しかし、これはRPGというゲームを有利に進めるための「合理的判断」に過ぎません。
「メリットがあるから選ぶ」というのは、ゲーム攻略において正当な理由であり、プレイヤーの人格が否定される筋合いはないのです。
同名キャラ?ダイの大冒険のフローラ様と混同していませんか?

もう一つ、小さな誤解の種として『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』に登場する「フローラ」の存在があります。
こちらのフローラは、アバン先生の元パーティメンバーであり、カール王国の女王様です。
彼女は女王としての気高さと、強気な性格を持っており、時に厳しい発言もします。
「ドラクエのフローラ」と検索した際に、この「ダイの大冒険のフローラ」の画像やセリフが混ざり、「なんか気が強くて怖そう」という印象を与えているケースも稀にあります。
もちろん、彼女も性格が悪いわけではなく「凛としたリーダー」なのですが、DQ5のフローラとは全くの別人です。
意外と高身長?ドラクエフローラの身長や年齢設定の豆知識
フローラの外見的特徴についても触れておきましょう。
公式のガイドブック等の設定によると、フローラの身長は意外と高く、ビアンカとほぼ変わらないか、作品によっては少し高く描かれることもあります。
- 年齢: 主人公やビアンカより2歳年下(幼少期に出会わないのはそのため)。
- 容姿: 青い髪に清楚なドレス。修道院で花嫁修業をしていたため、所作が美しい。
おっとりした性格と、意外と芯の強い長身のモデル体型というギャップも彼女の魅力の一つです。
選ばれないと…ドラクエ5のビアンカはなぜ結婚しないのか?
最後に、フローラを選んだ世界線でのビアンカについて補足します。
フローラを選んだ場合、フローラはアンディ(幼馴染の男性)と結婚し、幸せに暮らします。
しかし、ビアンカを選ばなかった場合、ビアンカは誰とも結婚せず、山奥の村で父と二人(後に一人)で働き続けます。
なぜ彼女は結婚しないのでしょうか?
- 主人公への未練: 幼い頃のたった数日の冒険が、彼女にとって人生最大の輝きであり続けているため。
- 性格的な問題: 男勝りで自立しているため、田舎の村では釣り合う相手がいなかった。
この「選ばれなかった時の末路の差」があまりに大きいため、プレイヤーは罪悪感を刺激され、「フローラを選ぶこと=悪」という錯覚に陥りやすいのです。
しかし、それはビアンカの人生の問題であり、フローラの性格とは全く関係のない話です。
より詳しいキャラクター設定や公式情報は、以下のサイトも参考にしてください。
ドラクエ・パラダイス(ドラゴンクエスト公式サイト)
まとめ:ドラクエのフローラは性格悪いどころか理想の妻だった
ドラクエ5のフローラに関する「性格が悪い」という噂について検証してきました。
- 原作では聖女: 夫を立て、相手の幸せを願える、非の打ち所がない理想の女性。
- いたストが元凶: 「性格が悪い」イメージの9割は、派生作品『いたスト』での毒舌キャラ改変によるもの。
- 対立構造の犠牲: ビアンカの不遇さに対する同情が、逆説的にフローラへの攻撃になってしまった。
もしあなたが、噂を気にしてフローラを選ぶのを躊躇しているなら、安心してください。
原作の彼女は、あなたの冒険を優しく、そして力強く支えてくれる最高のパートナーになってくれるはずです。周りの声に惑わされず、自分の心が惹かれる相手を選んでください。

