「ドラクエのナンバリングって、1から順番に話が続いているわけじゃないの?」
「最新作のドラクエ11が過去作と繋がっているらしいけど、どういう時系列になっているのか知りたい」
「ロトシリーズや天空シリーズなど、複雑な世界観の全体像をわかりやすく整理したい」
ドラゴンクエストシリーズは、30年以上の歴史を持つ国民的RPGですが、そのナンバリングタイトルは必ずしも「発売日順=物語の時系列順」ではありません。実は、数百年、数千年という単位で時代を行き来したり、異なる平行世界が存在したりと、その歴史は非常に壮大かつ複雑に構成されています。
結論から申し上げますと、ドラクエナンバリングの時系列は大きく「ロトシリーズ(1・2・3・11)」「天空シリーズ(4・5・6)」「独立・その他(7・8・9・10)」の3つのグループに分類されます。特に「ドラクエ11」が発売されたことで、シリーズ全体の歴史解釈に大きな革命が起きました。
この記事では、公式設定とファンの間でも有力視されている考察を交えながら、ドラクエ全ナンバリングタイトルの時系列と世界観の繋がりを完全網羅して解説します。これを読めば、伝説の装備や地名に隠された意味が繋がり、ドラクエの世界が何倍も面白くなるはずです。
この記事のポイント
- ロトシリーズの正しい時系列は「11 → 3 → 1 → 2」である理由
- 天空シリーズは「6」が始まりで、夢の世界が現実へと影響を与えていく
- ドラクエ9や10など、独立しているように見える作品に隠された繋がりの秘密
【ドラクエナンバリング】時系列・ロトと天空の繋がりを徹底解説

ドラクエの歴史を理解するためには、まず全ナンバリングタイトルを「関連する世界観グループ」に分ける必要があります。すべての作品が一直線に繋がっているわけではありませんが、グループ内では明確な歴史の縦軸が存在します。
ここでは、最も基本となる「ロト」「天空」そして「その他」の時系列を一目でわかるように整理し、それぞれの時代背景を深掘りしていきます。
ドラクエナンバリングの一覧と時系列!ロト・天空・その他の分類法
まずは、ドラクエナンバリング全11作品の時系列マップをご覧ください。上にある作品ほど「古い時代(過去)」であり、下に行くほど「新しい時代(未来)」を表しています。
| シリーズ区分 | 時系列順(物語の流れ) | 主な舞台・特徴 |
|---|---|---|
| ロトシリーズ (勇者ロトの伝説) |
DQ11(過ぎ去りし時を求めて) | ロトゼタシア ※全ての伝説の始まり(神話時代) |
| DQ3(そして伝説へ…) | アレフガルド(地下) / 上の世界 ※勇者ロトの誕生 |
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| DQ1(竜王) | アレフガルド ※DQ3から数百年後 |
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| DQ2(悪霊の神々) | アレフガルド+周辺大陸 ※DQ1から100年後 |
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| 天空シリーズ (天空城と竜の伝説) |
DQ6(幻の大地) | 夢と現実の世界 ※天空城が誕生する物語 |
| DQ4(導かれし者たち) | 天空城が存在する世界 ※DQ6から数百年〜数千年後 |
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| DQ5(天空の花嫁) | グランバニア等 ※DQ4から数百年後 |
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| 箱舟シリーズ & 独立系 |
DQ9(星空の守り人) | 天使界・人間界 ※神話時代? |
| DQ10(目覚めし五つの種族) | アストルティア ※DQ9の遥か未来とされる説が有力 |
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| DQ7(エデンの戦士たち) | 石版の世界(完全独立) | |
| DQ8(空と海と大地と呪われし姫君) | トロデーン等(ほぼ独立だが、3の伝説が伝わる世界線) |
このように、発売日順(1→2→3…)とは全く異なる並び順になるのがドラクエの面白いところです。特に「ナンバリングの数字が大きいほど過去の話であることが多い」という傾向(3は1の過去、6は4の過去、11は3の過去)が見て取れます。
ドラクエ11と3のつながりは?ロトシリーズ(1・2・3)の順番

長らく「ロト三部作」といえば『1・2・3』の3作品を指していましたが、『ドラゴンクエスト11』の発売により、この歴史は「ロト四部作」へとアップデートされました。
【時系列:11 → 3 → 1 → 2】
DQ11:伝説の始まり(ロトゼタシア)
物語のラスト(真エンディング)で、主人公が聖竜から「ロト」の称号を与えられます。そして、その意志と装備が遥か未来の勇者へと受け継がれる描写が入ります。
ラストシーンで、とある本(赤い本)を読み終えた母親が、息子を起こしに行くシーンが描かれますが、その息子こそが『ドラクエ3』の主人公であると示唆されています。つまり、11は「ドラクエ3の伝説(上の世界)」よりもさらに昔の物語なのです。
DQ3:ロトの称号の誕生
11の世界から時が流れ、勇者オルテガの息子(娘)が魔王バラモス、そして大魔王ゾーマを倒す旅に出ます。
ゾーマを倒した後、主人公はアレフガルドの王から正式に「勇者ロト」の称号を授かります。これにより、11で生まれた概念的な「ロト」が、歴史上の人物としての「勇者ロト」として確立されました。
ドラクエ3の1と2の時系列は?伝説から子孫へと受け継がれる物語
『ドラクエ3』で誕生した勇者ロトの血脈は、その後の世界で脈々と受け継がれていきます。
DQ1:光を取り戻す戦い
『ドラクエ3』から数百年後。かつて勇者ロトによって封印された闇の力が再び強まり、竜王がアレフガルドを支配します。
主人公は「ロトの子孫」として旅立ちますが、この時点ではロトの剣や鎧は散逸し、世界は荒廃しています。地図(マップ)を見比べると、3のアレフガルドが1の舞台そのものであることが分かります。
DQ2:3人の子孫たち
『ドラクエ1』から100年後。1の主人公とローラ姫が築いた国(ローレシア、サマルトリア、ムーンブルク)の子孫たちが集結し、破壊神シドーに立ち向かいます。
ここでロトシリーズは一つの区切りを迎えます。11から始まった勇者の魂は、2の世界で平和を取り戻すことで完結するのです。
ドラクエ天空シリーズ(4・5・6)の時系列と世界観の繋がりとは
次に、「天空城」や「マスタードラゴン」が登場する天空シリーズを見ていきましょう。こちらも発売順(4→5→6)とは逆の時系列になっています。
【時系列:6 → 4 → 5】
DQ6:天空城の誕生
『ドラクエ6』には「天空城」という名前の城は登場しませんが、ラストで夢の世界を統治する「ゼニス城」が浮上し、未来において天空城と呼ばれるようになることが示唆されます。
また、6のエンディングで孵化するドラゴンの卵こそが、後の「マスタードラゴン」であるという説が濃厚です。つまり、6は天空シリーズの創世記にあたります。
DQ4:導かれし者たち
『ドラクエ6』から長い時が流れ、天空城が世界を統治し、マスタードラゴンが神として崇められている時代です。
天空人の血を引く勇者が、地獄の帝王エスタークやデスピサロと戦います。6の時代には夢の世界にあった概念が、4では「進化の秘法」などの形で現実に影響を及ぼしています。
DQ5:伝説の装備を探して
『ドラクエ4』から数百年後。天空城は湖の底に沈んでおり、かつての勇者の血統も薄れています。
主人公は勇者ではなく「魔物使い」であり、自分の子供こそが「天空の勇者」であるという設定が特徴です。4の勇者が身につけていた「天空の剣・鎧・盾・兜」を探し集める旅であり、歴史の重みを感じさせる構成になっています。
【ドラクエナンバリング】時系列の謎を深掘り考察!独立系と裏設定

ロトと天空以外の作品は、基本的に「独立した世界」とされています。しかし、公式のインタビューやゲーム内の隠し要素から、意外な繋がりが見えてくることがあります。
ドラクエ9や7の時系列はどこ?星空の守り人が天空へ繋がる説
『ドラクエ9』と『ドラクエ10』は、共に「箱舟」や「グランゼドーラ(似た地名)」などが登場するため、関連性が強いとされています。
9と10の繋がり
公式の設定資料集などで、「DQ9はDQ10の遥か過去の物語(神話時代)」であることが示唆されています。
9の主人公は天使(守護天使)ですが、物語の結末で天使たちは星になり、人間たちを見守る存在になります。10の世界では、人間以外の種族が繁栄していますが、その創造に9の神や天使が関わっているという解釈です。
7と8の位置づけ
- DQ7: 完全な独立世界と考えられています。神様と魔王が戦い、世界が石版に封印されたという独自神話を持っています。ただし、キーファが『キャラバンハート』の世界(ロトの世界)へ飛ぶなど、異世界間の移動は可能です。
- DQ8: 基本的に独立していますが、作中に「レティス」という神鳥が登場します。彼女は「異世界ではラーミアと呼ばれていた」と語ります。ラーミアは『ドラクエ3』の不死鳥です。つまり、8の世界は3の世界と並行して存在する、あるいは3の世界から渡ってきた神鳥がいる世界ということになります。
公式の家系図はある?主人公たちの血縁と世界観の繋がりを整理

「主人公たちは血が繋がっているのか?」という疑問に対して、公式から明確な全シリーズ統合の家系図が出ているわけではありません。しかし、各シリーズ内での血縁は確定しています。
ロトの血脈
- DQ11勇者(とセニカ) ⇒(転生・意志の継承)⇒ DQ3勇者(ロト) ⇒(血縁)⇒ DQ1勇者 ⇒(血縁)⇒ DQ2勇者たち
11と3の間は血縁というより「勇者の魂の継承」に近い描かれ方ですが、3・1・2は完全な血縁関係です。
天空の血脈
- DQ6主人公(レイドック王子) ⇒(子孫?)⇒ DQ4勇者(天空人と人間のハーフ) ⇒(血縁)⇒ DQ5勇者(主人公の子供たち)
5の主人公自身は勇者ではありませんが、その妻(ビアンカ・フローラ・デボラ)が天空の勇者の子孫(4の勇者の血を引く)であるため、生まれた子供が勇者となります。
ドラクエ1の竜王の正体は何ですか?11や3との意外な関係性
『ドラクエ1』のラスボスである「竜王」。彼がなぜアレフガルドを支配しようとしたのか、その正体には悲しい背景があります。
竜王の正体は、『ドラクエ3』に登場した「竜の女王」の子孫(おそらく孫かひ孫)です。
ドラクエ3の物語終盤、主人公は竜の女王の城を訪れ、死に際の女王から「光の玉」を託されます。その時、女王の傍らには卵がありました。この卵から生まれたのが竜王(あるいはその親)です。
本来、竜の一族は神に近い存在として闇を封じる役割を持っていました(11の聖竜も同種族と考えられます)。しかし、人間たちが約束を破ったり、竜を恐れたりしたため、竜王は人間に絶望し、闇に堕ちてしまったという裏設定が存在します。
『ドラクエ1』で竜王が「世界の半分をやろう」と問いかけてくるのも、単なる悪意ではなく、彼なりの人間への試験、あるいは取引だったのかもしれません。
ドラクエシリーズの詳しい年表や、リメイク版の最新情報については、以下の公式サイトでも確認できます。
ドラゴンクエスト公式サイト|ドラクエ・パラダイス
まとめ:ドラクエナンバリング時系列を理解してシリーズを遊び尽くそう
ドラクエナンバリングの時系列について解説してきました。最後に要点を整理します。
- ロトシリーズ: 11(神話)→ 3(伝説)→ 1 → 2 という、勇者の魂と血の物語。
- 天空シリーズ: 6(夢と始まり)→ 4(天空全盛期)→ 5(伝説の再訪)という、天空城の盛衰。
- その他: 9は10の過去。8は3と並行世界の可能性あり。
こうして時系列を知ると、「11のあのシーンは3のここに繋がるのか!」「5で拾った剣は、4の勇者が苦労して手に入れたものだったのか」といった深い感動が生まれます。
ぜひこの順番を意識して、改めてドラクエの世界を冒険してみてください。きっと、初めてプレイした時とは違う、歴史の重みを感じる旅になるはずです。

